アームレスリング解説
このページでは初めての方でも分かるように簡単にアームレスリングとアームレスリング用語について解説します。
■「アームレスリング」と「腕相撲」の違い
まず知っておいてほしいのは、「アームレスリング」と「腕相撲」は全く違うスポーツということです。
一番の違いは、「アームレスリング」は専用競技台が決まっているが、「腕相撲」は机、棚など肘が置けるスペースがあればどこでも試合ができます。
ルールについても両者ともに正式ルールがあり、内容は全然違うものになっています。ここでは「アームレスリング」と「腕相撲」は違うということを理解してほしかったので、両者の細かいルールについては触れません。
次からはアームレスリング用語について説明します。
■「がっちり」と「めくり」
これについては画像を見てもらえれば一瞬で理解できると思います。
![]() 画像@ |
![]() 画像A |
画像@が「がっちり」、画像Aが「めくり」です。
画像@は、お互いの手ががっちり組み合っている。画像Aは右の選手が左の選手の手をめくってます。
言葉の使い方としては、画像@の場合は「がっちりになった。」「がっちりに入った。」などです。
画像Aの場合は、右の選手は「めくった。」、左の選手は「めくられた。」です。
「かみ手」と「つり手」についても少し説明します。
使い方としては、「かみ手の選手」「つり手の選手」です。簡単に言うと、がっちりが得意な選手のことを「かみ手の選手」、めくりが得意な選手のことを「つり手の選手」です。
ちなみに、つり手の選手がめくりにいこうとしたのにがっちりになった場合は「たたかれた」または「押さえられた」などの使い方をします。
ここで、「あれ、つり手の選手とつり手の選手が戦ったらどうなるの?手と手がはずれたりしないの?」と思った方はかなりするどい。そんなあなたはもうすでに立派なアームレスラーです。
実際のアームレスリングの試合では、お互いの手と手が外れることはよくあることです。しかし、これではいつまでたっても勝負がつかない。そこで、「ストラップ」の登場です。次はストラップについて簡単に説明します。
■ストラップとは
ストラップとは、アームレスリングの試合または練習中にお互いの手と手が外れないようにするためのものです。 |
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■「A1の部」と「A2の部」って
大会結果を見ると、「A1」とか「A2」という言葉を見ることがあると思います。まず、アームレスリングの試合は体重別に行われています。たとえば、-60kg級、-70kg級というかんじです。その中で、さらに「A1」「A2」を分けています。実際には「-60kg級A1の部」、「-60kg級A2の部」ということです。
「A1」に出る選手と「A2」に出る選手の違いについては、少しあいまいな感じもありますが、「A1」は実績がある選手、「A2」はまだあまり実績のない選手。そんな感じだろうと思います。
次では、基本的なルールだけ説明します。
■ルール説明
ルール説明の前にアームレスリング台の各部の名称を見て下さい。
それでは、主なルールだけ紹介します。ルールというより、ファールの紹介です。
・フライングをする。
・グリップバーから手を離す。
・エルボーパットから肘がでたり、浮いたりする。
・両足を浮かす。
・自分の腕が自分の体にあたる。
・審判の言うことを聞かない。
とりあえずこれぐらい知っていれば問題ないです。ちなみに、2ファールで負けです。
アームレスリングについての説明は以上です。
ここまで読んでくれた方はもう立派なアームレスラーです。これで心おきなくアームレスリング関連のサイトを見ることができると思います。
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